和の心にて候

制作秘話

 

口伝

アボリジニもそうだったけれど、人が人に大切なことを伝えるのは口伝だった。

人から人へ口で伝えられる、、、奏楽堂の最後のシーン。

僕が、建築家太田新之介さんから伝えられ当日行う、祈りの儀がある。

お寺や神社が建ち、上棟式で行われる祝の儀式だ。

その中で発する、卑弥呼の時代から、受け継がれてきた秘伝の呪文。

実はこれは、今年の1月29日、僕が入籍した日に新之介さんが、千年も万年も

幸せが続いていくようにと特別に執り行ってくださった儀だ。

神秘的な祝言の儀式だった。

裏話がある、、、この時の映像は撮れていたんだけど、何故か音が一切録音さ

れていなかったんだ。これが何故なのかが、新之介さんから僕がこの秘伝の

呪文を伝えていただく時にわかった、、、

新之介さんはこう言われた[呪文はメモをとったり、何かに録音しておぼえたり

すると効力がなくなってしまう。]

毎回一度、耳元でつぶやいて教えてくださる呪文を何カ月もかけておぼえた。

アボリジニの人々やネイティブインディアンや神社の儀式も撮影は禁じることが

ある。僕は生まれて初めて、口伝というものの大切さを重大さを実感した。

そして誰かに伝えたら、伝えた人は効力がなくなるそうだ。

[一子相伝]新之介さんが、大棟梁から伝えられた秘伝の呪文を何故僕に伝え

てくださるのか、、、その思いに僕は全身全霊で応えたい。

11月10日、奏楽堂で、僕は祈る。全力で願う。千年も万年も続く本当の幸せを、、、

千歳楽。万歳楽、、、                 KNOB拝。


 

 


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