和の心にて候 

レポート  総稽古(第二回目)

                      於:旧東京音楽学校 奏楽堂

        

直前リハーサルの緊迫感
今日は朝から空気が違います
照明、音響、舞台装置などすべて本番と同じようにしつらえて
総仕上げのリハーサルが始まります

前回同様、出演者登場のタイミング、歩き方、さらには黒衣の
動きまで、一つ一つの場面で演出の太田新之介さんからの指
示に従い完成度を上げていきます
ここできちんと出来上がらなければ、本番での成功はありえま
せん。どんな小さなことも手を抜かず確認をしながら進めてい
きます

今日は友情出演をしてくださる青山知架夫さんが岐阜から来
て下さいました。青山さんは安来節を舞われます
今回の出演にあたっては出雲まで出向いて構想を練られたそ
うです
少しお時間を頂いてお話をさせていただきましたが、心に沁み
る沢山のことを教えていただきました
物事の本質を見極めること、日本という視点にとどまることなく
世界的な視野でものを見ること
一つ一つうなずくことばかり。機会があれば青山さんが岐阜で
開かれている [300年培った萱葺屋根の珈琲屋さむ] にも
伺ってみたいものです

空蓮さんの作られたバンブーアートの灯りが妖しくゆらめく中、
舞台ではリハーサルが続いていきます
スタッフが緊張する場面に差し掛かりました
場面転換です
これは素早く間違いなくやらなければなりません
中心がずれたり曲がったりしていては舞台進行に差しさわり
がでます。特に全員の集中が求められるところ
緊張感のピーク。見ていても思わず力が入ります

スタッフが昼休みに入っている間もKNOBさんは出演して下さ
るアーティストのみなさんと音合わせ
タブラの瀬川U−K−Oさん、シタールの加藤貞寿さん、前回
に続いて参加してくださった和太鼓の小林太郎さん
綿密な打ち合わせをしているその姿から、この公演に懸ける
KNOBさんの意気込みが伝わってきます

今回の舞台にはプロのアーティストの方々以外に、KNOBさん
と一緒にディジュリドゥを奏でたり、祈りの儀に参加するサポー
トメンバーがいます
普段は舞台に立つことのない方々ですが、ステージに立てば
プロもアマもありません。皆真剣そのもの
太田新之介さんの指導の下、何度も何度もやり直し、繰り返し
完成を目指します

ステージをリハーサルに使わせていただける時間には限りが
あります
朝から始めたにもかかわらず、あっという間に終了の時間が来
てしまいました
心なしか不安げなKNOBさんの表情
もっとリハーサルを、細かいところの詰めを、時間が足りない、、、
KNOBさんの悲鳴が聞こえてきそうです
大丈夫、まだ2日もあります
今日やり残した部分は、この二日間できっちり完璧なものになっ
て演じられるに違いありません

日本の文化、日本の伝統を、単なる様式美としてではなく、心を
伝える「和の心にて候」
半年に及ぶ準備期間を経ていよいよ3日後、その幕が上がります。
                     

                                                (レポート文責 かみね)


 

   
   

 


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