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□■□■ 〜KNOB ニュースレター #40 〜 2008 2/29 *************************************** 文楽 今月、生まれて初めて文楽を見た。 中でも[壷坂観音霊験記]という演目に僕は引き込まれた。 三段に別れていて、その段ごとに、出演者も変わる。 浄瑠璃の大夫、三味線、人形を操る人。 内容はこうだ 〜〇土佐町松原の段。目の見えない夫(沢市)を献身的に介護し、 内職の日々を送りながらも、夫のために壷坂寺の観音さまに祈り を捧げる妻(お里)の信仰心が描かれる。 〇沢市内の段。自らの不遇や妻への負い目や嫉妬など複雑な思 いをぶつける夫。対して妻は、一心に夫に尽くしてきた身の上を訴 える。自分の卑しい心を恥じた夫は、ある決意を心に秘めて妻と 共に観音堂へ参る。 〇山の段。お経を唱えながら山へ向かう夫婦だけれど、お互いの 想いは別、、、妻がいない間に夫は観音さまに祈っても治らない目 に、諦め、谷底へ身を投げてしまう。その姿を見て絶望した妻も堪 えてきた思いを爆発させて夫の跡を追った、、、ところが、ところが、 観音菩薩のご利益によって二人の命は助かった上に、夫の視力 も授かるという奇跡が起こり、二人は感謝し、喜びを舞うのでありま した、、、幕〜 というストーリー。 人形を操る吉田簑助さんの想いが人形に宿るのか、人形の想いが 人に伝わるのか、表情の変わらない人形が生きているかのように、 様々な表情になる。そして、内容や台詞を唄う浄瑠璃の大夫。中で も、沢市内の段を演じられた竹本住大夫さんは本当に凄かった。 80近い年齢だと思うけれど、声は力強く、艶がある。そして、登場 人物の人形の様々な想いを声にされていた、、、 僕は80歳の時にどんな音を奏でているんだろう?そんなことを思っ たら、たまらなくこの今が愛おしくなった。 38歳の今だから奏でられる音、繋がれる音を紡いでいきたい。そう 思った。それと同時に、浄瑠璃の世界と木の音が出会ったら、何か が生まれるような予感がした、、、 今日はいったい何に出会うのだろう。 *************************************** ■ライブ情報 春分の日。 太陽が出ている時間が一年で一番短い冬至。その逆の夏至。 その間にある、春分、秋分は、太陽が真東から昇る日だ。 この日に音を奏でてみたかった。 それも、僕にとって大切な場所-雪堂美術館-で。 恩師の雪堂先生は大の晴れ男で太陽みたいな方だった。 ここしばらくディジュリドゥの可能性を知りたくて、様々な方々と 共演させていただいた。木の響きの幅の広さが計り知れないこと に気付かされた。それと同時に一人で奏でている時に、突如出て 来る音に、驚くことが多くなった、、、 セッションではなく、一人でじっくり、空洞の木の中に音を観てみた い、、、独坐観音ー、、、僕にとって特別な一日となるような気がし ています。 当日、お世話になっている木の建築家(雪堂美術館の雪堂門も 設計されました)太田新之介さんが書き下ろしてくださった絵本 [そうじぃじのディジュリドゥ]を朗読させていただく予定です。アボ リジニの人々の世界観、精神性が、日本のリズム七五調でわか りやすく描かれた素敵な優しい本です。 今の自分があること、僕自身を振り返りながら、木と場と太陽と響 き合えたらと思います。そして、いらしてくださる方と響き合えます ことを楽しみにしております。 合掌。KNOB拝。 * * * * * 3月20日(木・祝) 春分の日・KNOB演奏会〜独坐観音〜 開場 1 3:30 開演14:00 会場 雪堂美術館 (靴を脱いで座ってご覧いただきます) 出演 KNOB 天然空洞木(ディジュリドゥ) チケット 前売り 2500円 当日 2800円 予約は KNOBオフィス29で受け付けています。 ライブ開催日 、お名前、ご連絡先(メールアドレス、電話番号) ご希望人数を明記の上 EメールかFAXでお申し込みください。 電話でも受け付けていますので、お申し込みの際に上記の旨を お伝えください。 受付完了後、当方より確認のご連絡をさせていただきます。 メール knob-office29@ezweb.ne.jp FAX 03-3454-0946 電話 080-5002-6298 ◇3月23日(日) 風人の祭in 野沢温泉 詳細未定 ◇4月3日(木) 地球交響曲第六番上映会 会場北沢タウンホール。詳細未定。 ◇4月5日(土) 北鎌倉匠の市 会場 東慶寺。詳細未定 ◇4月6日(日) 北鎌倉匠の市 会場 浄智寺。詳細未定 ◇4月19日(土) 地球交響曲第六番上映会+ 龍村仁監督・KNOB・雲龍 トーク&コンサート 開場 12:00 開演12:30 会場 銀座ブロッサムホール 料金 前売り 2250円 お問い合わせは NPO法人 ガイアホリスティック事務局 TEL090-3317-0011 チケットは ローソンチケット L コード 39341 主催 NPO法人 ガイアホリスティック ◇5月4日(日) 一色眞由美「風のおどり座」公演 <輪(Link)> 開演 15:30〜17:00 会場 松山市民会館中ホール 料金 前売り 一般 2500円 前売り 高校生以下 1500円 出演 ダンス 塩見由紀 森久美子 一色眞由美 木室 陽一(東京) ミュージシャン KNOB 天然空洞木 ディジュリドゥ (東京) 高岡大輔 デジュリドゥー 栗田敬子 ピアノ 渡部深雪 フルート 他 詳しくは一色眞由美さんのホームページをご覧下さい http://home.e-catv.ne.jp/soyogo/index.htm お申込み・お問い合わせは 089-963-0501(石橋) 089-957-1000(渡部) 090-2898-6505(香川) メール kymk@sgr.e-catv.ne.jp (渡部) 主催 冬青 ◇5月24日(土) 雪堂茶会 会場 雪堂美術館。詳細未定 *** ◇10月11日(土) KNOBコンサート 会場サントリーホールブルーローズ(小ホール) 詳細未定。決定次第順次ホームページでお知らせします。 http://www.knob-knob.com/shousai1011.htm *************************************** ■インフォメーション ☆「地球交響曲」全シリーズの予告映像をYouTubeにてご覧いた だけるようになりました 「地球交響曲」をまだご存知ないご友人に、ぜひご紹介ください。 http://jp.youtube.com/user/gaiasymphonyfilm ◆地球交響曲第六番全国の自主上映スケジュールは こちらをご覧下さい http://gaiasymphony.com/cgi-local/g6present.cgi ◆地球交響曲第六番についてはこちらをご覧下さい http://www.gaiasymphony.com/co_guide6.html ◆地球交響曲第六番サウンドトラックCD 発売のお知らせ 地球交響曲第六番のサウンドトラックCDが発売になりました。 全19曲 価格2520円(税込み) 上映会場で販売の他、龍村仁事務所でも通信販売を行っています http://gaiasymphony.com/soundtrackcd_detail.html をご覧下さい。 ☆ コンピレーションCD「観音」全曲と、TINGARAとKNOBとの コラボレーション曲「大地の宴」が試聴いただけるようになり ました。 PCホームページのサウンドからどうぞ。 http://www.knob-knob.com/sound.htm ◆コンピレーションCD 観音 発売中 〔音を観る〕をテーマに葛飾北斎の9枚の絵の世界を世界の 楽器で奏でてみました。 世界の民族楽器が日本古来の楽器のように響いています。 詳しくはホームページのCD紹介をご覧下さい http://www.knob-knob.com/cdshoukai.htm *************************************** ■特別インタビュー 昨年は地球交響曲第六番の公開で、活動の場がさらに広がった KNOBさん。 現在・未来を大いに語っていただきました。 ◇地球交響曲・Nada-Delight・和の心 去年おこなってきたライブは、大きくこの三つに分けられると 思います。それぞれにおもしろさがあって、今年もこの流れを 続けていきたいと思っています。 特に地球交響曲に出演させていただいたことで、いろいろな方 とご縁ができ、普通ではなかなか演奏させていただけないとこ ろで奉納演奏をさせていただいたり、本当に貴重な経験をたく さんすることがきました。 Nada-Delightのメンバーとは気心も知れていて、いつも楽しい 演奏ができます。時には思いがけない方向に演奏が行ってし まったり、新しい発見があったり、なかなか5人揃うのは難しい ですが、夏至や冬至にはライブを開きたいと思っています。 和楽器との演奏は、いつの日かディジュリドゥも和楽器の一つ と認められるのではないかと思うくらい馴染んでいていて、セッ ションが楽しいです。 ◇根を太く 去年からの流れを今年も大事にして、根をさらに太くしていきた いと思っています。 そのためにはひとつひとつのライブを丁寧にやっていくこと。 もちろん今までも丁寧にやっているんですが、後から考えると、 もっと出来たんじゃないか、という気持ちになることがあります。 聴きにきてくださったお客様に、本当に満足してお帰りいただけ るように、もっともっと精進しなければ、と思っています。 ◇CDの制作 そろそろ次のCDを、と思っているのですが。 ソロCDをという要望もあるのですが、どうもスタジオ録音という のがディジュリドゥの演奏にはふさわしくないような気がしてい ます。 聴いてくださる方と僕の「気」、それとその場所の持つエネルギー そういうものが合わさり溶け合って音が生まれる。独りでスタジ オで録音してもなかなかうまくいきません。 ライブ録音ができるといいんですけど。 でも何か新しいものを創りたいと思っています。 ◇新たなる挑戦 バイオリンやピアノと競演したいですね。 クラシック音楽が好きなので、そういう機会を作りたいです。 すべてのタイミングが合えば、きっとできる時が来ると思ってい ます。 それと、ディジュリドゥ単独の音を聞いていただく機会が少ない ので、春分の日に雪堂美術館で独奏会を開きます。 他の楽器とのセッションではない、ディジュリドゥそのものの響き を楽しんでいただけたらと思います。 春分・秋分という昼夜の長さが同じ日はKNOB独奏ライブの日、 になるといいですね(笑) ◇年一回は『KNOBライブ』を ひとつひとつライブを積み重ねて、その集大成として年一回コン サートホールで『KNOBライブ』を、と思っています。 企画・構成・演出など半年一年かけて練り上げて仕上げたもの をみなさまに見ていただく。 今年の企画が立ち上がりつつあります。実現に向けて努力して いるところです。 公表できるところまでまとまればすぐにお知らせしますので、ぜ ひ会場へ足を運んでください。 編集注:このインタビューの4日後に10月11日(土) サントリーホールブルーローズ(小ホール)で のコンサートが決定しました。 ◇余談 紋付袴 演奏する時袴を着けると、丹田に力が入ってぐっと引き締まる 感じがします。和楽器との演奏の時ばかりでなく色々なライブ で紋付袴を着ます。 基本は黒ですが、黒以外のカラフルな紋付も面白いのではな いかと最近思い始めていて、、、 もしかしたらそのうちに、あっと驚くような色で現れるかも知れ ませんよ(笑) (談) ****** 現在・未来を熱く語ってくれたKNOBさん CDや独奏会、KNOBライブと次々に展開する新しい企画に胸が わくわくします 決して立ち止まることなく未来に向かって歩みを続けるその姿を これからもホームページやニュースレターでお届けしていきます ご期待ください。 (聞き書き かみね) *************************************** ■KNOBのおすすめ KNOBおすすめの逸品をジャンルを問わず紹介するコーナーです 今月は ◇◇ 映画 ◇◇ 映画の能楽師という作品を拝見しました。 昨年にMOA美術館の能楽堂で[羽衣]を体験した。その時の、シテ 方が観世の関根祥人さん、そして仕舞いをされた関根祥六さん。 このお二人の品格ある舞に本当に感動した。まったく動かないところ に果てしない動きを感じた。止まっているような地球が自転している ような、、、 そのお二人が出演されているドキュメンタリ-映画が能楽師です。 その中で、祥人さんはこう言われている 〜止まっているように見えるんだけれど、休んでいるのではない。 駒が廻っているように、緊張感を保っている〜 そして、70歳を過ぎた祥人さんの父でもある祥六さんは、 〜能というものにがんじがらめに結わきつけられていたものがあると きホロッと取れた。-中略-自分が舞っているんじゃなく、舞わされて いるというような自由さというか自然さがあって、、、自分でも能をつと めているという感じがまったくなかった〜 実際に能楽堂でお二人の舞を見られることをお勧めしますが、能の 裏の世界、お二人の人間性を垣間見られるこの能楽師という映画も お勧めです。 ≪映画 能楽師≫ OSAKA映像フェスティバル2002正式出品作品 2002年/日本/カラー/16ミリ/モノラル/スタンダード/60分 配給:「能楽師」製作委員会/配給協力;パンドラ *************************************** ■ライブレポート = 音、響き、ことばのコンサート 宙の音の葉 やまたのおろち編 = 2008 1/26 於:雪堂美術館 ふることふみ 古事記と書いて「ふることふみ」と読む なんと優雅な響きでしょう 雲龍さんの笛とKNOBさんのディジュリドゥの音にのせて語られる 大小田さくら子さんのやまとかたり やまとかたりは古事記(ふることふみ)を語ることばです 厳かで空気が張り詰めていて、まるで神事を見ているよう それでいてどこか温かいのは、言霊のもつ力が心に沁みてくるか らでしょうか 神楽鈴でのお清めからはじまった今年最初の雪堂美術館ライブ シャンシャンと鳴り響く鈴の音 雪堂美術館が神殿に変わった瞬間です 雲龍さんの吹く岩笛にKNOBさんの岩笛の音が重なったとき、今ま で聴いたことがないような共鳴音が鼓膜に張り付きました 耳の中で岩笛が鳴っている、、、 こんな感覚は初めてです 岩笛は神さまを呼ぶためのものと聞いたことがあります もしかしたら神さまが降りてこられたのでしょうか ライブのあと、KNOBさんは「やまと語りとの演奏は、神さまに捧げ るような不思議な気持ちになります。」と話してくださいました 神楽鈴、岩笛、やまとかたり、、、 音に、言の葉に、心惹かれた時が過ぎていきました 今回の宙の音の葉コンサートは2回公演 1回目には映画地球交響曲の龍村仁監督がお越しくださいました 「そっと来てそっと帰ろうと思ってた」と監督 次の映画の構想も出来始めているようです 2回目の最後には大小田さんが絵本に書かれた「やまたのおろち」 の物語を読んでくださいました 大小田さんは[ひなたBOOK]を主宰されていて日頃は絵本の読み 聞かせの活動をされています やまとかたりと絵本と、両方で聴いたやまたのおろちの物語 古事記にはこんなに面白い物語が綴られている、、、 難しそうと敬遠していた古事記ですが、本屋さんで目にしたら手にと ってみようと思います 今日のライブのすべてが終わるとき、雪堂美術館館長の小野田芝雪 先生から新年最初ということで出演者に花束が贈られました この宙の音の葉コンサートはこれからも続いていくそうです 音と言葉を愉しむコンサート 次回はどんな物語が語られるのでしょうか。 (レポート文責 かみね) *************************************** ■今日の一言 このメールマガジンは今年から毎月29日発行です。 今日は閏年の29日です。 ということは、次回2月29日にこのメールマガジンを お届け出来るのは4年後です。 4年後の自分をなかなか想像出来ませんが、 未来も、こうしてメールマガジンを通して、繋がって いられたらと心から願います。 同じ地球の上で元気で交信できますように、、、 みなさんに沢山の福(29)がありますように、、、 合掌。KNOB拝 *************************************** このニュースレターは転送自由です 登録・解除・アドレスの変更は knobnews@knob-knob.comまでお知らせください *************************************** ≪編集後記≫ KNOBさんへのインタビュー4日後に決まった今年秋のコンサー ト。春、夏、そして公演の行われる秋まで、季節の移ろいとともに 整っていくコンサートのあれこれを、ニュースレターでも順次お届 けして行きたいと思っています。 ROOM 209の感想、要望などお寄せください。 knobnews@knob-knob.com ROOM 209 発行責任者 かみね 天然空洞木 http://www.knob-knob.com/ *************************************** |