和の言ノ葉

 

以前、太田先生とお話していた時、こんな問いかけがありました
〜僕たちは何を持って日本人と言える?〜
様々な答えがありました。国籍?日本という地に住んでいる?先祖が日本人?
天皇陛下がおられる?着物?お正月がある?顔が日本人?(笑)などなど。
太田先生が静かに言われた、、、「日本語で思考しているってことだよ。」
ドキッとしました。
僕が何気無いことでも、真剣なことでも、夢でも希望でも、怒りや悲しみ、感謝、、、
すべてを48つの音の、言葉の組み合わせで考えている。
それによって時に勇気づけられたり、一生の座右の銘になったり、傷ついたり、、、

日本語のあいうえお、、、あという響き、いという響き、ひとつひとつに神様の
名前があると聞いたことがあります。
年を重ねれば重ねるほど、日本語の響きが美しいなぁってしみじみ思うように
なりました。
実は、僕の子供のころの夢は、、、外人になりたいだったんです(笑)
中学、高校、、、とどちらかと言えば洋楽ばっかり、アメリカやイギリスにひかれ
るようなタイプでした。
でも、海外に行く度に、自分の国について文化について、歴史について聞かれる
ことが多く、小学、中学と勉強をまったくしていなかったことを後悔するようなことに、、、(苦笑)

歴史ということ以外にも、あまりに自分の生まれ育った地、日本について、文化、
精神について知らない自分を恥ずかしく思いました、、、
そして、アボリジニが何万年もの間、伝承し続けてこられたディジュリドゥを演奏
するようになり、さらに日本に惹かれるようになりました。
日本人が大切にしてきた精神、礼を尽すための形、、、それを学び、本質を自分の
ものとし、ディジュリドゥに生かすことが、僕のアボリジニの人々に対する、ディジュリ
ドゥに対する敬意なのです。

太田先生に伝えていただいたことで深く心に残っていることがあります。
「ノブさん。ディジュリドゥは凄い!とてつもない可能性を秘めた楽器だね。
何しろ音霊に言霊を乗せることができるんだから、、、」
アボリジニの人々は言葉を大切にします。
言葉は霊力を持ち、口にすればそれが現実に現れてしまう、と、、、それが、
日本の言霊ということだと思います。
先日、伊勢神宮に伺った時、ご縁があり、伊勢神宮で23歳まで巫女をされていて
ご主人も、伊勢神宮の宮司さんという方に内宮をご案内いただいたのですが、
正殿の最も神聖な‐心之御柱‐は、宮司の方々は、その言葉も神聖なるものだから、
口にするのは嫌がるんですよと教えられました。
大切なものを、目には見えない心や精神を伝え続けていくために、形あるものが
生まれていく、、、
‐色即是空、空即是色‐だなぁ。
日本は本当に、面白い。
日本を軸に見ると、世界もまた面白い。
これからも、日本のことばを大切にして、そこに宿る心を大切にして、そしてその
言霊をディジュリドゥという音霊にこめていきたいと思います。


合掌。KNOB拝。

 

TOP      和の心にて候in熱海のブログにもどる    言霊にもどる