着物

 

着物はいい。

僕は基本的にいつも 裸足に雪駄か下駄ですごしている。

今まではほとんどジーンズにTシャツかアロハだった。

裸足で樹に登ったり 土の上を裸足で歩くことで エネルギーが身体に入ってくるのが

わかるんだ。 本当だよ。

昔は大の服好きで 暇ありゃ 服 服 服。作るデザイナーたちの感性が

大好きだった。

でも 最近は全然興味がなくなった。

何が一番流行だとか、今年はこの色がとかね、なんか急か せかしているようで、

僕にはこういう情報は必要じゃなくなった。

ジーンズとtシャツには 多少こだわっても その程度

それが 何年も前に一度 秩父のお寺でのライブの時

袴を着けた。袴にひもの結び方 たたみ方 長着 長襦袢の着け方

そういうひとつひとつのことが 僕にはとても魅力に思えたんだ。

ネクタイは 僕は本当に息苦しくて 窮屈な気がするんだけど

着物は 気が引き締まって 背筋がぴっと伸びた。

着る時から たたむ時までが ひとつの儀式のようで

ディジュリドゥという アボリジニの人々の歴史と想いが詰まった

この楽器を吹くのに こんなに自分の心がはまる服は無かった。

 

ライブの時や 自然に吹く時もそうだけど

日本古来の縄文の磐笛[いわぶえ]を使うんだ。

これも 僕だけの 無孔笛流の儀式なんだ。

磐笛の伝説で 古代 まず太鼓を叩き 悪魔を払って

磐笛を吹いて 女神を呼んだってのが 古代インドのヴェーダの中に

残っているんだって、、、、

日本のことが インドに残っているのが 神秘的でいいな。

 

僕は太鼓は叩かないから まず 火打石で 迷いを払い

磐笛で 神様に演奏を聞いてくださいねって 導いてくださいってな

意味と祈りをこめて吹いて そしてディジュリドゥを吹くんだ。

 

もちろん 火打石は 火が厳禁のところもあるから こっそりひとりでやることも

あるけどね。

そんなとき 日本の歴史と職人たちの伝統が隠った着物は最高なんだ。

たすきをかけるとさらに気が引き締まる。

チャンネルが完全にONの状態になる。

 

しかも無孔笛流初代だからね[笑]

自分流で 羽織りを逆に着て わざと羽裏を見せたりね。

だってさ すんげぇ いいんだよ。

龍とか虎とか 風神雷神のデザインとかさ。

昔はそれを わざと見せないのが粋だったみたいだけどね。

なんせ無孔笛流初代だから、、、、

普通 長襦袢の上に長着を着るんだけど

長襦袢に袴とかね。

ルールなく楽しんでるんだ。

 

今じゃ家でも 作務衣や着物なんだ。

本当にリラックスできるしね。

いつかアボリジニの人々と 羽織り袴で セッションできたらいいな。

そんなことをたまに想像してみるんだよ。

家紋も今 自分で作ってるんだ。

天然空洞木無孔笛流のね。

着物は想像力が倍増するよ。

ワクワクするね。

 

                 KNOB

 

 


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