ひとつの金メダル

 

独坐大雄峰、これが、今の僕のテーマだ。

様々な人との出会い、出来事、日常の中で感動し、悩み、もがき、何度も試し、失敗して、体験を

通して実感したことをすべてに感謝しながら、最後は自分一人で責任を持ち挑んでいく、、、

今朝のトリノオリンピックのフィギア、ドキドキワクワクしながら見た。

世界中の選手が様々なものを抱えながらこの日のために歩んできた。

金メダルを獲得した荒川静香さんは堂々としていた。

他の選手もメダルのことも日本人であることも関係ないような、ただ一人の人間が瞬間瞬間の

状況を、スケートを、できるすべてのことを、小さな瞬間を大切に大切に自分を表現していた。

流れるような、自然の雄大さを感じるような、満たされた心を感じた。神々しかった。

技術は真剣にあきらめずやり続けていれば、かかる時間の差はあるにしても必ず身について

いくものだと僕は思う。それより何かを通じて学んでいくこと、発見し心を精神を強く瑞瑞しく柔ら

かく、ゆるがない自分自身を築いていくことこそ大切なことなんだって思う。

今回の荒川さんにはそれを感じた。技術も精神の高さも圧倒的だった。結果は当然付いてきた。

本当に感動した。素晴らしかった。衣装も音楽も振り付けも、、、すべてが彼女の魂を喜んで支え

ていた気がする。

あの何分かの間、すべての力を最大限、味方にして、独坐大雄峰の心でたった一人ただ今の自

分を表現した。凄いものを見た。寝不足で疲れていた体に一気にエネルギーが満ち満ちた。

純粋なエネルギーは十方に無限に広がり、ダイナミックに馥郁たる香を放ちながら、人の心に伝

わっていくんだ。

僕も潔く、独坐大雄峰を目指していきたい。

 


                                            2月24日 有明月の朝に


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