| 東京の朝は、うっすらと雪が積もり、空からは白い雪が舞い降りていました。今月は本当によく雪
が降りますね。
毎月18日は観音さまのご縁日で、昨年他界した父方の祖母は元気な時には毎月この日に浅草
まで詣でていました。祈るということが日常の中に当たり前にある祖母でしたが、特定の宗教は持
っていませんでした。また母方の祖母も祈りの人でしたが、こちらは特定の宗教を熱烈に信じてい
る人でした。僕はそのどちらの祖母もそれぞれに大好きでした。優しい人でした。また形は違いま
すが、祈る理由は共通していました。家族のために、、、そのために手を心を合わせていました。
僕はそんな二人の祈りの血を継いでいるのかもしれません。僕は特定の何かの宗教というより、
ディジュリドゥという自然の木の響きと共に、、、ということですが、、なぜこんなことを書いているの
かと言うと、、、二人の祖母が仲良く並んで合掌しながら、ナムアミダブツとナムミョウホウレンゲキ
ョウを嬉しそうに唱えている夢を見たんです。微笑ましい夢でした。生前も互いに思いやる祖母た
ちでしたが、祈りというのは仲良くに限ります。きっと天ではどんな宗教の祖も仲良くされているん
でしょうね。
さて、今日で4月18日に北鎌倉・雪堂美術館で行わせていただく「雪堂茶会」までちょうど二ヶ月と
なりました。4月18日という日は師である書家・小野田雪堂先生の誕生日です。お釈迦さまと同じ
80歳で他界されましたが、晩年、雪堂先生は茶の世界に大変興味を持っておられました。です
が、どこかで茶道を習ったり形を勉強するというのではなく、書を通じて磨かれた眼差しを通して、
700年もの間、その時代時代で少しずつ形を変えながらも現代に受け継がれてきた-茶の湯-とい
う世界に向き合おうとされていました。僕は雪堂先生がお茶をいただく時に、茶碗を一度左に廻す
のが好きでした。僕が稽古をしている裏千家では二度廻します。表千家でも同じだと思いますが、
廻す理由は、使わせていただく茶碗に敬意を表し、その茶碗の顔、正面をさけて口をつけるという
ことです。その時に出会う茶碗という物ひとつの中にも心を見て、作られた方を思い、いのちの響
きを感じる、だから慎んで正面をさける。それがいくらだから、高価なものだから、、、そんなことで
はない。その気持ちがないならば、二度廻そうが何回廻そうが、滑稽なパフォーマンスにすぎな
い。そんな、形だけのものには僕はまったく惹かれません。
雪堂先生が元気でおられたら、どんなお茶会をされたでしょうか、、、今年で雪堂茶会は四度目と
なります。先生の笑顔に出会えるような会になればと願っています。またお茶室ではなく、雪堂美
術館という場での会です。一服の茶を芯に、他の茶会とは違う、ここでしか出来ないことが行えたら
と思います。またいらしてくださるひとりひとりが雪堂先生という人物を感じていただけるような時間
になったらと思います。
お茶の経験がない方も気軽に参加いただける会です。二ヶ月前の今朝が雪だったのも、空から
雪堂先生が楽しみにしているよと言ってくださっているようで、嬉しい優しい雪の白でした。春の雪
のお堂にてお目にかかれますことを楽しみにしております。 KNOB拝
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第四回雪堂茶会
〜この今をありがとうございます〜
2010年4月18日(日)
第一席 受付開始10:00 10:30〜12:30まで
第二席 受付開始14:00 14:30〜16:30まで
各席先着35名
会場 雪堂美術館 (毛氈の上に座って行ないます)
会費 各席3500円(当日受付でお願いします)
(美術館拝観、お菓子と薄茶一服)
*そのほか献書、献笛などを予定しています
席主 KNOB(ノブ)
お申し込みお問い合わせは下記へお願いいたします
●雪堂美術館 TEL 0467−24−4563(担当渡辺)
●KNOBオフィス29
お名前、ご連絡先(メールアドレス、電話番号)ご希望人数を
明記の上 EメールかFAXでお申し込みください。
受付完了後、当方より確認のご連絡をさせていただきます。
電話でも受け付けていますので、お申し込みの際に上記の旨を
お伝えください。
メール tennen-kudoboku.knob-office29@ezweb.ne.jp
FAX 03-3454-0946
電話 080-5002-6298
主催 雪堂美術館
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小野田雪堂 略年譜
大正14年 東京に生まれる
昭和32年 日展初入選以後6回入選
(昭和42年以降不出品)
昭和44年 書藝新潮社設立
昭和55年 東京都書道連盟設立
平成8年 北山文庫設立
平成13年 國際書画連盟設立
平成17年 雪堂美術館設立。 逝去
個展
昭和53・54年・55年 岩谷時子作詞
小野田雪堂展(帝国ホテル)
昭和60年 小野田雪堂展-山頭火の世界-
(銀座、ゆふきや画廊)
平成4年 小野田雪堂展-祈りの世界-(銀座、松屋)
平成7年5月於中国遼寧省博物館―王丹と二人展
平成7年11月於:静岡県三島市;
佐野美術館
-王丹と日中水墨の出会い特別展-
平成13年 於 三島市 佐野美術館(6月)
於 鶴岡市 致道博物館(9月)
小野田雪堂の世界 -金子みすゞ・山頭火の詩を描く-
平成15年4月 於東京銀座 鳩居堂三遊展
−詩書画篆刻の世界に遊ぶ−
(小野田雪堂・太田新之介・真鍋井蛙の三人展)
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