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アボリジニの夢の話し
最終日に監督からのインタビューを受けたときに話した、僕がみた夢の話しです。 真っ暗闇の中に光が見えた。 人が二人立っていて、そして、それが誰かはすぐに わかった。二人はアボリジニの人々だった。 二人とも儀式の時のようにボディペインティングしていて、一人は黒と黄色のイダ キ[ディジュリドゥ]を吹き一人はビルマを持って歌いながら僕の方へ向かってきた。 伝統的なアボリジニの方々の演奏[祈り]ではソングマンの歌とイダキの演奏がワ ンセットとなっている。その音色と歌声は本当に素晴らしかった。涙が流れてきて 歓喜を感じていた。僕のすぐそばまで近付いてきた。イダキが僕の鼻先まで近付 いた。ぶつかると思った瞬間、イダキは魔法のように僕の中に入っていった!そして 二人のアボリジニの人たちも僕の体に入ってしまったんだ!!!その瞬間から、僕の 体の中に、全細胞に、魂に、何万年もの間、この地球の上で、先祖からずっと引き 継がれてきた伝統的な‐音‐が響きわたった、、、自分の中から響いてくるんだけど、 まるで、全細胞がスピーカーとなったような、すさまじいバイブレーションだった、、、 どのくらいその音に包まれ抱かれていたんだろう?僕は幸せと愛と言葉にできない くらいの、沢山の感情に包まれた。そして僕の心の中から音がした。イダキの深い 音だ。そうしたら僕の胸の辺りからイダキが生えてきた。僕は祈りをこめ深く深く吹 いた。いろいろなものとの一体感を感じ、そして目が覚めた,,, とてもとてもスピリチュアルな夢だった。夢と現実が繋がった不思議な気分だった。 涙がこぼれた。 今、僕はアボリジニではない、どんなにアボリジニの文化、精神性にひかれて、一緒 に暮らしてもアボリジニにはなれない、、、でも、、、僕の中にはアボリジニだった記 憶があるんだ。伝統的なことは経験しているんだという確信のようなものがありました。 僕は今、日本人として生まれてしまった事実を受けとめ、日本人として、ディジュリドゥ を吹くことが今生の役割なんだと深く感じました。 アボリジニに共通する日本の先人たちが大切にしていた精神を深く理解し、それを音 にすることこそが、アボリジニの人々が太古から大切に大切にしてきたディジュリドゥ に対する敬意だと思いました。そして、僕は一生をこの自然に空洞になった木の筒(ディ ジュリドゥ)と共に生きていくことを精進していくことを決意したのです。 これが、今でも鮮やかに憶えている、僕の夢の話し(ドリーミング)です。 |